猫好き大学生の村上豊彦

猫好き大学生の村上豊彦

猫好き大学生の村上豊彦

私は都内の某大学に通っている村上豊彦というものです。
私の前世はきっと猫であったのだろうと思うくらい猫が好きで、自分でも困ってしまうことがあるくらいです。
先日などはいつものように遅刻しそうになり、駅から大学までの道を急いでいたら、ビルとビルの間から一瞬見えてしまったのです。
真っすぐに前だけ見て歩いていたのになぜわかってしまうのでしょう。
その一瞬でビルの向こうをスリムな三毛猫が横切っていったのが、見えてしまったのです。
もう、その日も遅刻は決定となりました。
私はビデオの逆再生のようにそのまま後戻りをし、ビルの隙間をのぞきました。
横切って行ったのでもう姿は見えません。
でももう一目見ないと気が済まないので、三毛猫クーニャン(その時にとっさに名付けました。
)を探しにビルの反対側に回り込みました。
当然、クーニャンを驚かしてはいけないと思い、いつもの猫足で進みました。
けれどすでにクーニャンの姿は見えませんでした。
今回も30分だけ探しまわりましたが、姿を見せてはくれませんでした。
きっとまた会えると思いつつ大学へ向かう、私村上豊彦でありました。

猫と神社と村上豊彦

猫と神社はよく似合うと、わたくし大学3年の村上豊彦は思います。
先日、某神社に参拝に行った時のことです。
そこは猫がたくさんいると有名な神社で、地域の住民が、餌をあげたり猫募金を募ったりして猫を守っている、わたくしにとってはパラダイスのようなところです。
いつものように、奥にある奥宮までまっすぐに進んでいくと、小さめの黒くて白手袋の猫が、にゃあと出迎えてくれました。
この子は前に帰る時に途中まで一緒に歩いた子ではないですか。
お久しぶりと声をかけるとにゃああと答えてくれました。
あたりはもう薄暗くなっているのでもう人かげはなくなっています。
くろにゃあといっしょに奥宮まで行き、お賽銭を入れた後まわりに人がいないのを確認して、おもむろに正面に向かって正座をしました。
わたくし村上豊彦は実はお参り好きでもあるのです。
村上豊彦の経歴を知る
手を合わせて目をつむり、いつもの感謝の祈りをしました。
納得するまでお祈りをした後、目を開けると、なんと先ほどのくろにゃあが横に座ってるではないですか。
こんなに信心深い猫なので、みんなに愛されているのだなと、わたくし大学3年の村上豊彦は思いました。

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